ゆうきが目指す稲作文化の継承


日本には二千年以上とも言われる稲作の文化があり、稲作と共に文化を発展させ、生活を営んできた歴史があります。
また、水田は多くの生きものの住処でもあり、洪水の防止、水資源のかん養、有機性廃棄物の分解、水質の浄化など、環境を維持するための様々な役割があります。

近年、食生活の欧米化や少子化傾向により、米の消費量が減少し、それに伴い日本の田んぼも減少の一途を辿っています。
このままでは、生産者がいくら良いお米を作っても、販路の拡大は見込めず、やりがいを失い、将来への希望を持てません。


日本が世界に誇る美しい田園風景、稲作技術が失われていくのは、日本が、そして日本人が、アイデンティティを失う事と同義だと考えます。

私たちが出会った「生きもの田んぼ」の稲は、農薬や化学肥料の力を借りず、自分の力で成長し、異常気象や台風にも負けず、逞しく実ります。

この「生きもの田んぼ」の面積が増えれば増えるほど、地球環境の保全や稲作文化の継承に繋がり、さらには、良質な米の需要増加で生産者がやりがいを持って農業に従事することができると思っています。


▲長野県佐久市の生産農家の皆さん