今回の田植えを行ったのは、株式会社ゆうきが管理する自社田んぼ。農薬・除草剤・化学肥料を一切使わない「生きもの田んぼ」で、田んぼの水の中にはたくさんの生き物が暮らしています。(※ゆうきやで販売している市川さんのお米は、市川さんの田んぼで栽培されたものです。)
泥の感触、水の冷たさ、稲の青さ。五感を通じて感じる「食べること」の原点がここにあります。

6月6日、株式会社ゆうきの田んぼ(長野県佐久市下平尾)にて、「生きもの田んぼの田植え体験」を開催しました。
前日まで心配されていた台風も過ぎ去り、当日は見事な晴天。まさに田植え日和の一日となりました。今回の田植え体験には、小さなお子様から大人の方まで多くの皆様にご参加いただきました。
ゆうきやの田んぼでの稲作は昨年からスタートし、今年で2年目を迎えます。
昨年までは社員を中心に田植えから稲刈りまでを行っていましたが、「食や農業について考えるきっかけをつくりたい」という想いから、今年はお客様参加型のイベントとして開催しました。
当日は、ゆうきやで販売しているお米の生産者である市川ライスセンターの皆様にもご参加いただきました。市川さんからは、農薬・除草剤・化学肥料を使用しない「生きもの田んぼ」についてのお話や、農家の高齢化や担い手不足など、今まさに現場で起きている農業の現状についてお話しいただきました。普段なかなか聞くことのできない生産者の生の声に、参加者の皆様も真剣に耳を傾けていました。
今回植えた田んぼは、参加者約25名で手植えを行いました。
現在のお米づくりでは機械による田植えが一般的ですが、手植えを体験することで、泥の感触や田んぼの環境、お米づくりの大変さをより身近に感じることができます。
最初は恐る恐る田んぼへ足を入れていた皆様も、いざ始まると夢中に。はじめは手探りだった植え方も、少しずつ慣れてくると掛け声に合わせながら次々と苗を植えていきました。
田植え体験の中で印象的だったのは、田んぼに暮らすたくさんの生きものたちとの出会いです。
おたまじゃくしやカエル、ゲンゴロウなど、さまざまな生きものを見つけるたびに子どもたちは大興奮。田んぼに入るのを怖がっていたお子様も、気が付けば泥だらけになりながら田植えや生きもの探しを楽しんでいました。生きもの田んぼならではの豊かな環境を、実際に体感していただく機会になったのではないかと思います。
約1時間半かけて、参加者全員で1枚の田んぼを植え終えることができました。
最後に田んぼを見渡すと、まっすぐ並んだ苗が風に揺れ、なんとも言えない達成感がありました。
みなさんが植えた苗は、これから夏の日差しを浴びながら少しずつ成長していきます。
約1時間半かけて田植えを終えた後は、お待ちかねの昼食タイム!
今回の昼食では、昨年この田んぼで収穫したお米を昔ながらの「かまど」で炊き上げました。
かまどのふたを開けると、湯気とともにお米のいい香りが広がります。
炊きたてのご飯に合わせるのは、甘口・中辛・辛口の3種類のカレー。
そして素揚げした野菜もご用意しました。
実は今回用意した食事は約100食分!お子様から大人の方までたくさんおかわりしていただき、田植えで頑張った後のご飯をみんなで美味しくいただきました。
自分たちで田植えをした後に食べるご飯は、いつもより少し特別な味がしました。
「ご飯がおいしい!」「おかわり!」——そんな声もたくさん聞こえてきました。
田植え体験の後、参加してくれた子どもたちから当日の思い出を描いた素敵な絵をいただきました。
泥だらけになりながら苗を植えたこと。おたまじゃくしやカエルを見つけたこと。みんなで食べたご飯のこと。同じ体験をしていても、心に残った場面は一人ひとり違います。田んぼや生きものたちが色鮮やかに描かれた絵からは、当日の楽しさが伝わってきました。スタッフ一同、とても嬉しく拝見させていただきました。
素敵な絵を描いてくれたみなさん、ありがとうございました!
今回みなさんが植えた苗は、これから夏の太陽を浴びながら成長し、秋には黄金色の稲穂になります。そして秋には、この田んぼで稲刈り体験を開催予定です。
自分たちで植えた苗がどのように育ち、どんなお米になるのか。ぜひ成長の様子も見守りながら、収穫の日を楽しみにお待ちいただければと思います。
稲刈り体験の日程は、生育状況を見ながら決定し、改めてご案内いたします。またみなさんと田んぼでお会いできることを楽しみにしています!
手植えした苗の成長を、定期更新の写真・動画でお届けします
田植えから定期的に写真・動画を撮影し、
稲の成長過程をここでお届けします。
青々とした苗が穂を出し、黄金色に実るまで——一緒に見守ってください。